謝れないのは性格の問題?「ごめんなさい」が怖いときに見つめたいこと

本当は、自分にも悪かったところがある。

そう分かっているのに、「ごめんなさい」がどうしても言えない。

口に出そうとすると、負けたような気持ちになる。

自分の価値まで否定されるようで、怖くなる。

もしそんな反応があるなら、単に「素直じゃない性格」と決めつけなくてもよいのかもしれません。

謝ることと、自分の価値がなくなることが、心の中で結びついている場合があるからです。

謝れないのは、間違いを認めたくないから?

人と関わっていれば、誤解は起きます。

言葉が足りなかったり、反対に言いすぎたりすることもあります。

誰にでも間違いはあります。

けれど、自分の間違いを認めることが「負けること」や「ここにいられなくなること」のように感じられると、謝ることはとても難しくなります。

相手に謝る前に、自分を守る反応が先に動くからです。

Podcast第153回では、私自身が以前、謝ることをとても難しく感じていた経験をお話ししました。

私の場合は、自分の非を認めたら、自分自身までなくなってしまうような怖さがありました。

これは、すべての人に当てはまる説明ではありません。

ただ、「なぜ私は謝れないのだろう」と自分を責める前に、何を失うことが怖いのかを見つめる一つの手がかりにはなります。

間違いを認めることと、価値を失うことは別

謝ることは、自分のすべてを否定することではありません。

そのときの言葉や行動を振り返り、必要なところを認めることです。

「私が悪い人間だから謝る」のではなく、大切にしたい関係があるから、できることを選ぶ。

そう捉え直せると、謝罪は敗北ではなくなります。

むしろ、壊れかけた関係をもう一度築き直す入口になることがあります。

そして、自分の行動を振り返れることは、次の選択を変える力にもなります。

「ごめんなさい」の前に見つめたい三つのこと

すぐに上手に謝ろうとしなくても大丈夫です。

まずは、自分の内側に次の三つを尋ねてみてください。

  1. 私は今、何を認めることが怖いのだろう。
  2. 謝ったら、相手にどう見られると思っているのだろう。
  3. 本当は、この関係をこれからどうしたいのだろう。

答えがすぐに出なくても構いません。

怖さに気づくことと、相手への責任を曖昧にすることは別です。

自分を責めて固まるのではなく、起きたことを見つめられる余白をつくる。

そこから、本当に伝えたい言葉が見えてくることがあります。

私自身も、今も向き合い続けています

インナーチャイルドに向き合えば、一度ですべてが変わるわけではありません。

私自身も、もう何も反応しない「完成した人」ではありません。

今も自分の反応に気づき、立ち止まり、必要なら選び直すことを続けています。

大切なのは、完璧になることではなく、閉じていた扉に気づいたとき、自分で少しずつ開いていけることだと思うのです。

「謝れない自分はだめ」と終わらせず、その奥にある怖さを見つめてみる。

それが、自分自身と関係を結び直す一歩になるかもしれません。

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