休みたいはずなのに、気づけば仕事をしている。
予定のない日にも何かを詰め込み、身体がつらくなってから、ようやく止まる。
そんなことはありませんか。
「時間の使い方が下手だから」「もっと自己管理をしなければ」と考えるかもしれません。
けれど、予定表を整えるだけでは変わらないとしたら。
見直したいのは、休み方ではなく、休んだときに自分の内側で何が起きるのかなのかもしれません。
もくじ
休むと落ち着かないのは、意志が弱いからではない
休もうとした途端に、焦りや罪悪感が出てくる。
「まだできる」「何かしていないといけない」と、頭の中の声が大きくなる。
すると私たちは、休むよりも動き続けるほうを選びやすくなります。
Podcast第139回では、この「自分をいたわれない」「休み方がわからない」という状態を、インナーチャイルドの視点からお話ししました。
インナーチャイルドという言葉を、私は誰かを決めつける診断名として使っていません。
今の自分を急いで直すためでもありません。
長いあいだ身につけてきた反応に気づき、自分との関係を見直すための一つの視点として捉えています。
「休めない自分」を責める前に
休めないとき、最初に必要なのは完璧なセルフケアではありません。
まずは、今まで休めなかった自分に気づくことです。
たとえば、こんなふうに振り返ってみてください。
- 何もしない時間に、どんな気持ちが出てくるだろう
- 誰にも役立っていないと感じると、私は不安になるだろうか
- 身体がつらくなるまで頑張ることを、当たり前にしていないだろうか
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
答えを急ぐより、「私は今、休むことをどう感じているのだろう」と自分に目を向ける。
そこがスタートになります。
癒すことは、終わらせることではなく関係を育てること
私は、インナーチャイルドとの関わりに、すべてが終わる一つのゴールがあるとは考えていません。
仕事や人間関係、生活の変化の中で、以前は気づかなかった反応が見えてくることがあります。
そのたびに、「ここはまだ無理をしていたんだね」と気づく。
そして、今の自分にできるいたわり方を選び直す。
これは、自分を甘やかすこととは違います。
自分の状態を知り、これからも大切なことを続けるために、必要な休息を選ぶことです。
今日できる、小さな一歩
今日、五分だけでも立ち止まってみてください。
そして「今の私に必要なのは、もう一つ頑張ること? それとも少し休むこと?」と聞いてみてください。
正しい答えを出す必要はありません。
自分に問いかけられたこと自体が、自分との会話の始まりです。






