もくじ
VAKモデルと日本文化
VAKモデルは、人がこの世界を捉える方法を
視覚（Visual）、聴覚（Auditory）、体感（Kinesthetic）の
3つの軸で分析します。
人はそれぞれ得意な感覚があって、
いわば、効き感覚があります。
視覚が得意な人もいるし、
聴覚、体感覚が得意な人がいます。
それをまとめたのがVAKモデルです。
このVAKモデルは主にコミュニケーションを
より良くするために使われる分類法なのですが、
この記事では日本の文化について見ていきたいなと思います！
早速ですが、
日本の文化においては、
特に視覚が優位な文化だと言えます。
その理由は、アニメ文化の隆盛やゲーム、
ビジュアル系バンドの台頭などなど
ビジュアルの美意識が非常に優れている文化だと
言えるからです。
アニメは、日本が世界に誇るビジュアル文化の象徴として、
もはや世界的な影響力を持ちます。
また、日本の美意識も古くから評価されていて、
江戸時代の浮世絵は世界中の画家に
影響を与えていることはよく知られています。
日本の視覚文化の特徴
日本人は視覚が非常に優位に使われている、
とお話ししてきましたが、
それはアニメだけではなく、
人間関係にも言えることと感じています。
それは
「人からどう見られているか」
と言うことをいつも考えている点です。
私たちは幼い頃から
「ご近所に恥ずかしくないように」
「どう思われるか、どう見えるか」
と言うことを躾けられてきました。
ですので、
自分という人格ができる小学校高学年から中学の時期
に至る前、
つまり、幼少期に人からの見え方を
教え込まれるために、
人格形成期には自分は何者なのだろう？
という思索よりも
「人からどう見えるだろう」
という見え方を気にするように育ちます。
さらに
見る力が非常に強いために
「より美しい」「より洗練され」「より先端に見える」
そうした姿に憧れを抱き、
そこに惹かれると同時に、
そうでない自分に対して低い評価を与えたり、
他人に対しても低い評価を与えたり、
とルッキズムが台頭する土壌があります。
ヨーロッパの視点から
私はヨーロッパのオランダに住んでいますが、
見た目や洋服、髪型などは
皆自由にしています。
もちろん、人種差別もあり、
美しい人が目立ちますが、
いわゆる見た目が有利でない人も
それで自分を否定するような雰囲気は
日本ほど酷いモノではありません。
ヨーロッパ、私はオランダのことしかわかりませんが、
オランダに限って言えば、
見た目のクオリティが異常に低いです。
例えば、
洋服も同じランクのお店に行っても
かわいいものや素敵なものが日本より格段に少ないです。
文房具や雑貨類なども比較しようにもできないくらい、
酷いクオリティです。
それくらい見た目、外観に意識が行かないのです。
おそらく、オランダは耳、オーディオが強いように感じます。
なぜなら耳障りの良い表現がよく使われます。
それからとても論理的です。
体感覚では決してないと思います。
なぜなら職に対する意識も異常に低いからです。
これはもしかしたら文化かもしれませんが、
単調な食事しかありませんし、
食事の優先順位が異常に低いからです。
私が今、VAKモデルから思うこと
オランダに来て4年が経ち、
見た目を気にしなくなってきた自分がいます。
日本にいた頃は非常に見た目に気を付けていました。
やはり、人からどう思われるかを気にしていたからです。
シワのあるシャツも来ませんでしたし、
外出する時は必ずメイクをしてマスカラ までしていました。
しかし、、、
ヨーロッパに来て4年、
お仕事がある日以外はノーメイクで過ごしています。
子どもたちがそんな私の変化に一番驚いています。
「お母さん、ゆるくなったね（気にしなさすぎ？）」
そう言われて気づきました。
文化が変われば気にする部分が変わるのだ、と。
私はとても気が楽になりましたが、
買い物に行ったりする時は欲求不満がたまります。
ビジュアルに訴える商品が少ないので
本当につまらないのです。
去年、4年ぶりに日本に一時帰国しましたが、
買い物が楽しすぎて発狂しそうでした。
品揃えや並べ方、種類。。。
どれをとっても素晴らしくバリエーションが豊か。
しかもお値段もお手頃。。。
日本は海外から来ると異常なまでの買い物天国です。
それから食事も素晴らしく種類が豊富で美味しい。
そしてお値段もお手頃すぎる！！！
とまあ、比較文化のようになってしまいましたが、
VAKモデルはコミュニケーション促進についての手法なので、
文化については行き過ぎの面もありますが、
個人的には国民もある程度VAK的に分けられるかな
と思い、いろいろと思い巡らせてみました。
