「陰徳を積む」と幸せになる?陰徳紋とは

手相のお話

手相で有名な線といえば、生命線や運命線と言われるメジャー線ですよね。

それらで運命のほとんどがわかる、と言われるほど大事な線です。

一方で私が大事にしている線があるので、今日はそれを紹介します。

幸せになる手相とは?

吉相と言われる手相の線はたくさんあります。

その中で私がよく観察する線があります。

それは「陰徳紋」と言われる線です。

赤い線の部分が陰徳紋です

ここに三本以上比較的長く(大体3センチ以上かな〜)出ているのが陰徳紋です。

よくカリスマ線という線があって、それに間違うこともあるのです。

カリスマ線はもっと短いものです。一本とか二本とか。

でも陰徳紋は三本以上。

そして30センチ以上離れて見ても、ちゃんと見れる濃さのものです。

陰徳紋と幸せがどうかかわりがあるのでしょうか。

○を積むと幸せに

手相の世界では「徳」を積むと幸せになる、と言われます。

徳といっても、実は二種類あります。

「陰徳」と「陽徳」です。

陽徳といえば、人に見られる善行。

陰徳とは、人に知られないようにする善行。

例えば、

「募金をしました!」と人に言うことは陽徳、

誰にも知られないよう募金して、家族の誰にも言わないのが陰徳です。

人には「認められたい」「褒められたい」「すごいと言われたい」という欲があります。

それは悪いことではありませんし、恥じることでもありません。

ただ、そういう欲がどうしても陽徳には隠れていて、人に見られる善行を行ってもその徳はすぐに消費されてしまうのです。

つまり、陰徳こそ積んでいきたい徳業なのです。

偉業を成し遂げる人ほど徳を積んでいる

ここでちょっとビジネス界の人がどんな徳積みを行なっているか見てみましょう。

「海賊と呼ばれた男」でも有名な出光創業者の出光佐三氏。

故郷の宗像大社を再興したことでも有名です。

神社を再興するには多額の費用も時間もかかります。

しかしその徳積みはその後の出光興産の繁栄を見たらきちんと還元されていることがわかります。

出光佐三氏が死去した際には昭和天皇が「出光佐三逝く 三月七日 国のため ひとよつらぬき 尽くしたる きみまた去りぬ さびしと思ふ」と詠んだことからも、彼がどれほど徳を積む行為をしてきたかがわかるかと思います。

パナソニック創始者の松下幸之助氏は浅草の雷門を寄進したことは有名です。

そのほか日本人なら誰でも知っているビジネス界の有名人たちも多くの寄付を行ったりしています。

ビジネス界だけでなく、スポーツ界や芸能界でも多額の寄付を人知れず行っている人たちはたくさんいます。

これは何を意味しているかというと、活躍したり繁栄している企業や人々はかなりの確率で善行を積んでいるということです。

幸せと手相の関係

ここで話を手相に戻しますね。

徳とは自分以外の人や何かに対してする行為でもあります。

それを陰徳と言いますが、そういう行為を続けていると陰徳紋が現れてきます。

陰徳紋は陰徳を積んでいる証拠です。

陰徳は様々な形で現れます。

出会い

健康

お金

人脈

安全

幸せ

気づき

学び

などなど。

陰徳を積んでいるとこのようなことがやってきます。

また、「お母さん」という役割をすると現れてくることも多いです。

なぜなら、母親というのは子どもを産んで育てている、それ自体が徳を積む行為です。

特に育てる、という行為は本当に人知れずに毎日、毎分、毎秒続いていきますよね。

まとめ

目標に向かって進む、

資格試験に合格する、

結婚する、

就職する、

起業する、

などなど、幸せへの道は世の中にいくらでも示されています。

しかし、本当にそれで幸せを感じることができるのでしょうか。

自分のために努力をすることも大切です。

一方で、陰徳紋の存在は「幸せとは?」という問いかけを今の私たちにしてくれているように感じます。

さて、陰徳紋についてお話ししてきましたが、陰徳紋がない方も落ち込まないでください!^ ^

人知れず徳を積めば自然と薄い線が出てきて、やがて伸びてさらに濃くなっていきます。

自分以外のためにエネルギーを費やすことができる人は、その過程ですでに大きく成長して、人生の中で大きな何かをすでに手にしているはずです。

目に見える結果だけを求めずに、

もう少しだけ広く高い視野で生きていたら、

気づいたら結果的に望んていたものが手に入っているかも知れませんね。

最後までお読みいただきましてありがとうございます☆