親への復讐の気持ちと潜在意識:インナーチャイルドのプログラム書き換えと時間的効率性

はじめに:
親への復讐の気持ちは、潜在意識にあるプログラムが非常に強く影響を与えています。

過去に親から受けた傷やトラウマが未解決のまま残り、
感情的なつらさを今に至るまで引き起こす結果として現れるもの。

つまり、
インナーチャイルドにあるプログラムが今、まだ繰り返し
再生されているということ。

このような場合、潜在意識のプログラムを書き換える必要があります。

一般的に採用されている認知行動療法は行動を変えるという手法を用いていますが、
このやり方は非常に時間がかかります。

親への復讐の気持ちに関しては逆の順序で取り組む必要があるのです。

 

本文: 親への復讐の気持ちは、
インナーチャイルドが今も常に抱え続けている
深い苦しみや怒りによって引き起こされるケースが多いです。

この感情は、過去に親から受けた傷やトラウマによって根付いており、
今もそれが熱を帯びていて、今も起こっているかのような錯覚に陥るほど
強いものです。

インナーチャイルドが深く傷ついている証拠ですので、
潜在意識のプログラムを書き換えることは、
根本的な癒しとご本人の成長にとって重要です。

一般的な認知行動療法の特徴と致命的なデメリット

心理学の世界では認知行動療法がとられます。

これは認知と行動からのアプローチする方法です。

私の現場からの経験ですと、
親への復讐の気持ちに関しては、
認知行動療法のやり方、順序では全く間に合いません。

なぜなら、
認知とはモノのとらえ方です。

インナーチャイルドに傷付いている場合、
認知を人為的に変えることは非常に理不尽だからです。

インナーチャイルドには過去に原因があって
今に至っている傷があるのです。

意味があってインナーチャイルドは傷ついているのに、
その傷を理解して癒してあげないまま、
考え方を変えることができると思いますか?

 

例えば、
あなたが親を非常に憎んでいたとします。

それは幼いころからのしつけによるものだとします。

常に完璧に振舞わなければしつけという暴力を振るわれたのです。

そしてあなたは非常にツラい幼少期を過ごしました。

大人になって人間関係も会社も上手く築けなくなり、
親に対する怒りが止まらなくなりました。

人間関係でもお仕事でも完璧な世界を実現するのは難しく、
自分がいつもダメな人間だと思って
何もかもが嫌になってしまうのです。

このような不幸な日々も親への復讐の気持ちで
わざわざ自分から不幸になっているようで
愕然としています。

親に対する怒りが収まらず、
でも本当はもっとおだやかに暮らしたい。

こんな時、
親に対する認識を変えようとしても変わりませんし、
世の中の見方をいろいろなテクニックを使っても変わりません。

変わるかもしれませんが、
10年以上はかかります。

時間的な制約。
これが認知行動療法の大きなデメリットです。

なぜこのように時間がかかってしまうのでしょうか?

それはやるべきことをやっていないからです。

つまり、

インナーチャイルドの理解と癒しです。

一番必要なのはインナーチャイルドの理解と癒し

まず一番初めにやらないといけないことは
インナーチャイルドの理解と癒しです。
インナーチャイルドの感情的な傷を癒し、
潜在意識のプログラムを書き換える作業が必要です。

 

プログラムの書き換えは、
以下のようなやり方があります。

自己認識と受容:
自分自身や過去の経験を見つめてあげて、
傷ついたインナーチャイルドを認めてあげます。

感情を受け入れ、自分自身を理解することが重要です。

自己認識を深めるために、
ジャーナリングやメディテーションなどの実践を取り入れることも助けになります。

 

トラウマの処理と癒し:
過去のトラウマを取り扱うことは、
感情的な傷を癒すために不可欠です。

インナーチャイルド療法などを通じて、
トラウマを安全な環境で再処理し、感情の解放と癒しを促します。

 

社会的なつながりの構築

親への復讐の気持ちが強い方の場合、
社会的に健全な人間関係を作ることがとても難しいために
孤立しがちです。

心身が健康になるためにも
社会的な人間関係を築くことが重要になりますが、
これはひとりでやるのは非常に難しいでしょう。

信頼できるサポートシステムや
専門家のサポートを活用することが役立ちます。

セルフケアやセルフラブ、
他人との境界の設定など、
健全な人間関係を築くためのスキルの習得も重要です。

 

以上の手法を組み合わせることで、
当サロンでは潜在意識のプログラムを書き換える作業が進められます。

このプロセスは完全にオーダーメイドで行われます。

親への復讐の気持ちは、個別具体的な理解が必要で
さらに長い間根深く育ってきたものであり、
一朝一夕で解消することはできませんが、
ご自身で作ってきたプログラムなので
ご本人がプロとタッグを組めば解除できるものです。

 

一方、一般的な療法では
個人の経験や状況によって方法が変わるわけではありませんので
合わない人もいますし、
10年という長い期間が必要とされる場合もあるかもしれません。

一方でインナーチャイルドからアプローチすると
本質的な根源に聞くので自身のペースで
プロセスを進めることができる上に、
既存の療法とは比べ物にならないほど早く
自己成長と癒しを両立させることができます。

 

まとめ

親への復讐の気持ちは、潜在意識の深層に根ざしているケースがほとんどです。

これを解決するためには、
潜在意識のプログラムを書き換える必要がありますが、
これには特殊なテクニックが必要です。

認知行動療法の順序とは異なり、
感情の癒しとプログラムの書き換えが先行することが重要です。

自己認識、トラウマ処理、健全な関係の構築などの手法を活用しながら
プログラムの書き換えを進めることが重要です。

このプロセスは時間的な価値もあります。

親への復讐の気持ちはだれしも持ちたくて持っているわけではありません。

復讐心は非常にエネルギーを必要とするため、
ご本人はエネルギーをたくさん必要なので
食べすぎたり、飲みすぎたり、何かに依存しがちで
健康を壊しがちです。

復讐心を持ち続けることは
ご本人の人生にも健康にも毒であることは
ご本人が一番よくわかっています。

もしあなたが認知行動療法やカウンセリング、
ホオポノポノや前世療法などをしてきたけど
復讐心があふれているのでしたら
まずはインナーチャイルドを理解して癒していきましょう。

 

時間がかかると感じる場合は、
焦らずに自分自身と向き合いながら進めてください。

時間がかかることも許容してあげてください。

ひとりひとりスピードは違います。

途中で挫折や後退があるかもしれませんが、
それも自然な過程です。

大切なのは、自己成長と癒しへの意識を持ち続けることです。

 

それができてから初めて
自己愛、セルフラブ、自己肯定感を育てるステージに進めます。

今はまだ自己肯定感がなくても大丈夫ですので、
しっかりステップを踏んでください。

 

最後に。
親への復讐の気持ちを持つことは忌み嫌うことではありません。
あなたが悪いわけでも異常者でもありません。

でももしその状況を変えたい時期に来ているのであれば、
潜在意識のプログラムを書き換える必要があります。

インナーチャイルドにアクセスする方法を活用しながら、
感情的な傷を癒し、復讐の気持ちを解放することを目指しましょう。

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。


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